東京電力によると、福島第一原発で1月16日、建屋の周りの地盤を凍結するために使うマイナス30℃の液体を入れたタンクのうち4基中2基で水位が下がり、凍土壁の周辺を確認したところ、液体がたまっている場所が発見されたという。漏れ出た液体は地盤を凍らせるための冷媒の役割を果たす塩化カルシウム水溶液で、タンクの水位から約4トンが漏れたと推定される。この液体は有害物質ではなく、環境への影響はないという。また冷媒が漏れても凍土壁自体が溶け始めるまでには数カ月の余裕があるとしている。関連ニュース