米カーネギーメロン大学は、神経衰弱では脳の一部で始まった神経破壊は脳の別の部位にも拡大し、脳組織全体が喪失してしまうことを明らかにした。この過程で重要な役割を演ずるのがタウタンパク質。タウタンパク質は正しく折りたたまれていない。研究者らは、なぜこのたんぱく質が細胞から細胞へ伝播するのか、いまだにその理由を解明できていない。
この条件付きの病原体のタウタンパク質が侵入するのはいくつかの方法がある。侵入のかかる時間はわずかで数分で済むが、神経にはどのタウタンパク質を吸収したかがわからない。治療にはよりデリケートなアプローチが必要とされている。