国立科学技術大学「MISiS」の研究者によれば、コロナウイルスのパンデミックの際、人類は毎月1300億枚以上のマスクを使用し、数百トンに上るポリマーが廃棄物となった。これらは燃焼すると有毒ガスが発生することから、リサイクルが急がれていた。
経済的バッテリーを作製する新技術では、外被としてマスクを使用することが考えられている。バッテリー作製のベースとなるのは医療廃棄物で、グラフェンのみ購入が必要となる。
研究者は、「新しいテクノロジーにより、薄くて柔軟、低コストのバッテリーが可能になる。それらは、重く、製造コストが高い従来の金属被覆バッテリーよりも、多くの点で優れている」と指摘する。
研究者らによると、新しいバッテリーは時計や電灯などの家庭用機器で使用することが可能となる。
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