起訴されたのはイリヌル.Nという人物。ドイツの捜査資料では、ロシア対外情報庁は2019年秋よりも前の時点でイリヌル.Nと接触し、ロケット運搬機Arianeの開発段階及びイリヌル.Nの研究をさぐったとされている。
イリヌル.Nは2019年11月から定期的にロシア対外情報庁の高官とドイツで幾度も面会を行い、高官の指示でドイツの航空宇宙技術分野の学研調査プロジェクトについてのデータを渡した。
ドイツ検察庁は、2021年6月21日、イリヌル.Nをスパイ容疑で拘留したことを明らかにしていたが、現時点で同検察庁のサイト上はこの情報にアクセスできない状態になっている。
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