ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシアがウクライナ侵攻の口実となる映像捏造を計画との報道 「こうした報道は初めてではない」=露大統領府報道官

ロシア政府がウクライナ「侵攻」の口実として、ウクライナ軍が攻撃を仕掛けたとする映像を「捏造」しようと計画しているという報道がなされた。これについて、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフの報道官は、ロシアのウクライナ侵攻に関する資料について米国で報道されたのはこれが初めてではなく、その後続報があったわけではないとコメントした。
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ペスコフ氏は「これは初めての報道ではない。以前にも似たような報道がなされたことはあった。しかし、その後は何も出てきていない」と述べた。
ニューヨークタイムズ紙は3日、匿名の米政府関係者の情報を引用し、ロシアがウクライナ侵攻の口実を作るために、ウクライナ軍がロシアあるいは(ウクライナ東部で独立を宣言した未承認国家の)ドネツク人民共和国の民間人を攻撃する映像を捏造する可能性があると報じた。同様の記事はワシントン・ポスト紙も取り上げた。
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欧米諸国やウクライナ政府で、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があるという疑惑が浮上している。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、このような情報は空虚で根拠のない緊張を高めるものだと指摘し、ロシアは誰にも脅威を与えていないと強調した。またペスコフ氏は、このような発言を正当化するための挑発行為が起こる可能性を否定しなかった。
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