オーストラリアでコアラが絶滅危惧種に指定

オーストラリアでコアラが絶滅危惧種としてリストアップされた。同国環境省のサイトで発表された。
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スーザン・レイ環境相は、「ニューサウスウェールズ州およびクイーンズランド州、また、オーストラリアの首都領域でこれらの動物の国家保護レベルを引き上げ、絶滅危惧種リストにこの種を登録する」と発表した
同相は、具体的にはコアラ種の保護、つまり、個体数の確認や調査、治療のため、3610万ドル(約41億9000万円)を支出すると述べた。
発表によれば、個体数の減少は、森林火災や都市化のための土地開発、農地拡大により、生息地域が減少していることに関連している。
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同国のいくつかの地域ではコアラの個体数がこの20年で50~60%減少している。何らかの措置を講じなければ2050年にはコアラは絶滅することになる。
2020年、オーストラリアで発生した森林火災により、同国政府がコアラを絶滅危惧種のリストに加える可能性があると報じられた。2021年秋には、オーストラリアの山火事でコアラ100匹以上を救出した犬に権威ある賞が授与された。
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