ウクライナ大統領官邸のサイトに掲載された声明によると、ゼレンスキー大統領はバイデン大統領に対し、ウクライナへの支援に感謝するとともに、ウクライナを早急に公式訪問するよう強く要請したという。ウクライナ大統領官邸のサイトにはゼレンスキー大統領のコメントが記されている。
情勢安定の趨勢を決定するこの数日の間にあなたがウクライナを訪問することは力強いシグナルとなり、緊張緩和の助けとなることを確信している。
しかし、米国政府の消息筋は、緊張が高まっている中でバイデン大統領がウクライナを訪問することは考えにくいとコメントしている。
その他、会談の中で両首脳らは交渉による緊張緩和の重要性を確認した。
この電話会談は1時間足らずで終了した。ウクライナと米国の電話首脳会談は2022年に入ってこれで既に3度目。
ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。
ロシアは西側諸国およびウクライナの主張する「暴力的行為」を再三にわたって否定しており、ロシアは何人に対しても脅迫しておらず、攻撃する意図もなく、この「ロシアの暴力」という表現がより多くのNATOの軍事機器をロシアとの境界線近くに配備する前提として利用されていると指摘してきた。
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