患者の名前は公表されておらず、患者が女性で「中年で混血」という情報しか出されていない。患者はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の発見から4年後、白血病と診断された。
女性は高用量の化学療法を受けた結果、血液細胞の破壊が始まった。女性は2017年にHIVの細胞への浸透をブロックする稀な遺伝的変異を持ったドナーの臍帯血から採取した幹細胞の移植を受けた。
女性は2020年から今まで高レトロウイルス療法は受けていない。14か月が経過した後、女性の体内からHIVの兆候が消えた上に、ここ4年半、悪性リンパ腫は寛解状態にある。
世界でHIVを克服したのはこの女性で4人となった。女性の他の3人も骨髄の幹細胞移植のおかげでHIVウイルスは寛解状態となっている。
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