トルソワはフリースケーティング(FS)で、4回転ジャンプ5本という高難度の構成に挑戦した。冒頭のフリップにはアテンションがつき、3本目のトウループはステップアウト。最後の4回転ルッツは回転不足がついた。しかし、2本目のサルコー、1回目のルッツはクリーンに決めた。トルソワはFSで自己ベストとなる177.13点を獲得。しかし、ショートプログラム(SP)との合計では同門のアンナ・シェルバコワ(17)に及ばず、銀メダルとなった。
トルソワは試合終了後、「嫌い、私はこのスポーツが嫌い!セレモニーには行かない、行きたくない!私は二度と氷の上には立たない!みんな金メダルを持っているのに、私にはない」と取り乱した。
その後、トルソワは記者会見で「過去3年間、主要な大会で優勝できなかったので、より多くの4回転ジャンプを跳ぶという目標を達成しようとしました。これをやり遂げれば、勝てると思ったのです。でも、そうはいかなかった。だから私はがっかりしてしまった」と語った。
一方で、トルソワは「5本の4回転ジャンプを跳べたことはとてもうれしく思っています。今日は自分の演技に満足しています。(男子シングルの金メダリスト)ネイサン・チェンを見て、彼を見習いました」と明らかにした。
試合終了後に取り乱してしまったことについて、トルソワは「ただ泣きたかったから泣いた。私は3週間、母も犬もなしで過ごしているから」と説明した。
世界選手権や今後のことについてトルソワは、よく考えて、どうするか決めると話した。
フィギュアスケートのエキシビションは20日に行われる。
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