ウクライナでの露特別軍事作戦

米、ゼレンスキー大統領のミュンヘン会議への出席に懸念

米国のジョー・バイデン政権は、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領がこの週末、ミュンヘン安全保障会議に出席するため、ウクライナを離れる計画に懸念を示した。米テレビ局NBCが消息筋からの情報として伝えた。
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NBCのピーター・アレクサンダー記者は、Twitterに投稿し、ウクライナ大統領がこの週末にミュンヘン安全保障会議に出席し、ハリス副大統領と直接会談を行うため、ウクライナを離れることについて、バイデン政権は懸念しているとツイートした。
一方、ルガンスク人民共和国のレオニード・パセチニク大統領は18日、住民に対し、ロシアに避難するよう呼びかけた。またパセチニク大統領は、共和国の幹部と治安機関に対し、社会福祉施設の避難を保障し、住民のロシアへの移動を援助するよう指示した。またドネツク人民共和国のデニス・プシリン大統領は、ウクライナ侵攻の脅威を前に、18日から大規模な住民の避難を行うと述べた。同じく18日、ドネツク中心部にある政府庁舎の駐車場で爆発が発生した。犠牲者は今のところ出ていない。
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また米政府高官は、ロシアが侵攻に向け、自らの兵力を増強しているという事実から人々の注意を外らせるために、住人を歩兵として利用しようとするのは冷笑主義的で残酷だと指摘。また高官は、「ロシアはこの緊張を扇動している唯一の国であり、ウクライナ国民を脅している。ウクライナ国境付近に部隊を集結させ、ドンバスとクリミアの住民の権利を定期的に侵害している」と付け加えた。
ロシアがウクライナでの挑発行為を準備しているとされる声明は、演習後にロシア軍が配備場所に戻ったにもかかわらず、西側から引き続き出されている。14日、プーチン大統領はセルゲイ・ラブロフ外相およびセルゲイ・ショイグ国防相と会談した。ショイグ国防相は、「演習のいくつかは終わりに近づいており、いくつかはまもなく終了する」と報告した。また、ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は15日、南部および西部軍管区の部隊が配備地域に戻り始めていると記者団に語った。
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