使い捨てマスクは、環境にとって有害な爆弾 研究で明らかに

2020年初頭に新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、それ以降人々は使い捨てマスクを着用している。しかし最近の研究で、プラスチック製の使い捨てマスクは環境破壊の原因になっていることが分かった。ビジネスインサイダーが報じている。
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英ウェールズ・スウォンジー大学のサーパー・サープ教授(化学工学)が実験で使い捨てマスクを水中に入れると、マスクからプラスチックと鉛、カドミウム、銅、さらにはヒ素などの重金属のマイクロ・ナノ粒子が放出されたという。
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サープ氏はこの研究結果に驚いており、これらの物質が人体に及ぼす影響を「有害な時限爆弾」と表現した。同氏によると、プラスチックやシリコンなどのナノ粒子は非常に小さいので、細胞壁を破壊し、DNAを傷つける可能性があるという。使い捨てマスクは他のゴミとともに水路に入り込み、放出されたナノ粒子が飲料水を汚染し、人体に入り込む恐れがある。
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