条約は上院で全会一致で批准された。条約は10年を満了期間として締結され、満了後は5年ごとに自動的に更新される。
条約案によれば、共和国の境界線の警備は、自国の安全保障、平和、安定を守る観点に基づき、各条約締結国の共同の尽力で行う。この点については別の合意が締結される。
ロシアがドネツク人民共和国およびルガンスク人民共和国と締結する条約の草案は、互いの国の境界線の保全と不可侵性を双方が確認、尊重することを念頭に置いている。このほか、ロシア連邦はルガンスク人民共和国の金融、銀行システムの維持、機能のために有効な措置をとっていく。
さらにロシア連邦と両人民共和国は、平和が脅かされた場合の対処および自国への侵攻への対抗のために共同で全ての可能な措置をとる。また条約案は締結各国に対し、自国領内の軍事インフラ、軍事基地の使用を軍隊に許可する権利を付与している。
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