1918年にソ連軍がドイツ軍による侵攻を撃退したことを祝い、2月23日はロシアやその周辺国で祝日となっている。プーチン大統領は祖国防衛の日を祝福した中で次のように発言した。
我々にとって、ロシアの利益と我々の国民の安全保障こそが最重要項目である。であればこそ我々は軍と艦隊の強化、完成をさらに急ごうではないか。
またプーチン大統領はロシア兵、将校に向けて呼びかけた中で次のように発言した。
親愛なる諸君! 諸君の最高司令官として私は皆さんを信頼している。ロシアの兵士、将校を信頼している。諸君は高い専門性を備え、勇敢で、頼りにされている。諸君が国民の平和と安定に加え、我らが偉大な国家の利益を死守することを確信している。
加えて、国防能力の保証は国家の最重要課題であり、ロシア軍は国家の安全と安定した市民生活にとって不可欠な存在であると強調した。
また、北大西洋条約機構(NATO)が活動を活発化させていることに加え、軍備管理に関する国際的枠組みが崩壊していることにより、脅威が高まっているとして警戒心を表明した。
ただし最近の軍事演習により、ロシア軍の対応力と機動性は飛躍的に向上したことが証明されたと賛辞を送った。
なお、国際情勢について言及した中では、平等で不可分な安全保障の構築に向けてロシア側が行った呼び掛けは依然として無視され続けているものの、ロシア側は複雑な問題の解決に向けてた対話に応じる用意があると強調した。