モアイ像が他の文化財とともにイースター島から大陸へ持ち出されたのは1870年。以来、島民らは終始その返還を求めてきた。1878年からモアイ像を展示してきたチリ国立自然史博物館は、「ラパ・ヌイ(島の現地語の名称)にとっては彼ら自身と同じ、生きた彼らの祖先なのだ」と像の返還の理由を説明している。
返還されるモアイ・タウは玄武岩の一枚岩でできた彫像。重さは715キロで230キロのコンクリートの土台の上に設置されている。
モアイ像が150年ぶりに祖先の地を踏むためには5昼夜にわたる船旅を経なければならない。
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