ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ国境警備隊、ロシアとの国境から完全撤退=露連邦保安庁

ロシア連邦保安庁(FSB)の広報センターは24日、同日午後13時(日本時間同日19時)時点で、ウクライナ国境警備隊の全部隊がロシアとの国境地帯の配置場所から撤退したと発表した。
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広報センターは「ウクライナ国境警備隊は、ロシアとウクライナの国境地帯の配備場所から大量撤退している。13時時点で、ウクライナ国境警備隊はロシアとウクライナの国境地帯の全部隊を撤退させた」と発表した。
これに先立ち、ロシアのプーチン大統領は、ドンバスでの特殊軍事作戦の実施を発表した。プーチン氏は、ロシアの計画にウクライナの占領は含まれておらず、目的はウクライナの非軍事化と非ナチ化のみだと指摘した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ウクライナでの軍事作戦=主な事実
ロシア国防省は、ウクライナ領内の民間施設には一切攻撃を行っておらず、軍事インフラにのみ攻撃を実施しており、民間人には何も脅威を与えていないと強調した。
FSBによると、その部隊を去ったウクライナ国境警備隊員はロシアに到着しており、ウクライナでの勤務継続を拒否した。
情報機関によると、午前11時15分(日本時間午後17時15分)、ウクライナ国家国境庁の軍人26人がロシア西部ブリャンスク州のトロエボルトノエ検問所に到着し、「ウクライナでのさらなる勤務を拒否した」という。また午後12時10分(日本時間午後18時10分)には、ウクライナ国家国境庁の軍人16人が同様の理由でクリミア半島北部のジャンコイ検問所に到着した。
ロシアのショイグ国防相は、ウクライナ軍の軍人に敬意をもって接するよう部隊の全司令官に特別な指示を与えた。 「ウクライナ軍の軍人は民族主義者とは異なりウクライナ国民に宣誓し、命令に従ったということを考慮し、彼らに敬意をもって接すること。武器を置いたウクライナ軍人が作戦実施地域から自分の家族のもとへ安全に脱出するための安全な回廊の構築を検討すること。」
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