ゼレンスキー氏によると、西側はウクライナ支援について口で言うだけであり、世界の指導者は誰もウクライナのNATO加盟を保証したり、自国の軍をウクライナに派遣する用意がない。また同氏は、ウクライナは単独で自国を防衛し、世界は遠くから見ていると述べた。
ゼレンスキー氏は「我われは国の防衛において孤立している。我われと一緒に戦う用意があるのは誰か?正直なところ、そのような者は見当たらない(中略)誰もが恐れている」と述べ、「口先だけでなく」ウクライナを支援する国に感謝の意を表した。
またゼレンスキー氏は、ウクライナの中立的な立場についてロシアと話し合うことを恐れていないとし、「我われはロシアと話すことを恐れていない。我われは、私たちの国の安全保障について、すべてについて恐れていない。中立の立場について話すことを恐れていない。なぜなら我われはNATOに加盟していない。しかし、その場合、我われの保障はどのようなものになるのだろうか?そして最も重要なのは、どのような国が我われに保障を提供するのだろうか?」と述べた。
これに先立ち、ロシア大統領府は、中立の立場(兵器配備の拒否)など、ロシアが提起した問題についてウクライナ指導部が話し合う用意があるならば、ロシア当局は対話の用意があると発表した。
ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
ロシア国防省は24日、ロシア軍はウクライナの都市に砲撃や空爆を行っておらず、軍事インフラを精密兵器で攻撃していると発表した。 同省は、「ウクライナ軍の軍事インフラ、防空施設、軍事飛行場、ウクライナ陸軍航空隊が高度な精密兵器で使用不能となっている」と発表。 また同省は、一般市民を全く脅かしていないと断言した。