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日本の研究チーム、18世紀に漁網にかかった「人魚のミイラ」を研究

日本の倉敷芸術科学大学を中心とした研究チームは、18世紀半ばに高知沖の漁網にかかった体長約30センチの謎の生き物を研究している。研究チームは、コンピューター断層撮影法(CT)でその謎を解明する計画。英タブロイド紙デイリー・ミラーが報じた。
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倉敷芸術科学大学によると、これは岡山県浅口市の円珠院が所蔵する『人魚のミイラ』。
このミイラは、口を少し開け、両手で頭を押さえ、恐怖でかたまったような顔をしている。興味深いのは、尾びれがあることだ。
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KSB瀬戸内海放送によると、研究チームの岡山民俗学会理事の木下浩氏は「実在の動物かどうかはとにかく置いておいて、私の観点からすると(ミイラが)作られた時代にこの人魚のミイラに何を託されたのか。例えば、人魚の伝説でいうと『不老不死』の伝説がよくついてきます。薬としての役割もあったといわれています。当時の人々がこの人魚に対してどのような思いがあるのか」と語った。
倉敷芸術科学大学は2月、「撮影したCT画像、X線画像の解析および、剥離した微物について遺伝子分析、電子顕微鏡観察などを実施し、ミイラの秘密に迫る予定」だとし、9月には研究成果を報告したいと発表した
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