ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナでの任務は職業軍人だけが実行し、平和を保障する=プーチン大統領

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、徴集兵はウクライナでの特殊軍事作戦に参加せず、その予定もないとし、予備軍の追加召集は行わないと表明した。
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プーチン大統領は、3月8日(国際婦人デー)の祝辞の中で、現在、特殊軍事作戦に参加している兵士の親族に向けて演説した。

特殊軍事作戦が行われる中、ロシアを防衛し、現在戦闘している兵士や将校のお母様、奥様、御姉妹、婚約者、女性の友人の方々にお話ししたい。私は、あなたがたが愛する人や身近な人をどれほど心配しているか理解している。国中があなたがたとともに彼らを誇りに思い、気に病んでいるのと同じく、あなたがたは彼らを誇りに思って良いのです。兵役についている兵士は敵対行為には参加せず、今後も参加することはないことを強調する。また、予備軍の追加召集は行わない。

プーチン大統領は「職業軍人だけが任務を実行する。彼らはロシア国民の安全と平和をしっかりと保障すると私は確信している」と付け加えた。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ウクライナが条件遂行なら、いかなる瞬間にも作戦停止の用意あり 露大統領府報道官
またプーチン大統領は、ロシアの軍隊に仕える女性たちに感謝の意を表した。「自らの義務を果たし、ロシア軍に仕える女性に向けて特別な敬意の言葉を表したい。祖国への忠誠に感謝します」と述べた。
ロシアのプーチン大統領は、先月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと発表。プーチン大統領によれば、これに向けて「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を実施し、ウクライナ東部で「民間人に対する虐殺」という罪を負うすべての戦争犯罪者を裁判にかけることが計画されている。
ロシア国防省は、ロシア軍は軍事インフラおよびウクライナ軍のみを攻撃しており、一般市民を全く脅かしていないとした。ロシア軍の支援を受け、ドネツク人民共和国(DPR)およびルガンスク人民共和国(LPR)の一団は攻撃を進めている。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
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