ウクライナ大統領府のイーホル・ジョウクヴァ副長官がロシア・ウクライナ首脳会談の可能性について述べたことについてコメントを求められた報道官は、「ショルツ首相が現在、すべての関係国と協議を行っている」と述べた。
これより前、ジョウクヴァ副長官はドイツのメディアに対し、ウクライナ政府側からショルツ首相に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が直接会談を行えるよう支援してほしいと要請したことを明らかにしていた。
ロシアのプーチン大統領は、先月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと発表。プーチン大統領によれば、これに向けて「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を実施することが計画されている。ロシア国防省は、ロシア軍は軍事インフラおよびウクライナ軍のみを攻撃するとした。ロシア軍の支援を受け、ドネツク人民共和国(DPR)およびルガンスク人民共和国(LPR)の一団は攻撃を進めている。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
軍事作戦の開始以来、ロシアとウクライナによる交渉はすでに3回行われており、3回ともベラルーシ国内で開催された。交渉では、ウクライナの状況を解決するための政治的、人道的、軍事的側面について協議されている。また、両当事者は、交渉は継続すると表明した。
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