ミジンツェフ大将によると、ウクライナ政府は依然として民間人、及び外国人の中でロシア領への退避を希望するものはいないと表明しているものの、ウクライナ国民との様々な連絡チャンネルを通してロシア側には退避を申請する声が続々と届いているという。直近の24時間でロシア側はそうした申請を1万9963件も受け取り、特殊軍事作戦開始以来の件数はあわせて263万8989件に達したとのこと。
ウクライナの「ネオナチ」は16の国や地域からやってきた6900人以上の外国人を拘束し、人間の盾として使用しているほか、住居に地雷を仕掛け、更には道路や鉄道を破壊しているという。また、南部の要衝マリウポリ市では「ネオナチ」が数十万の民間人を拘束しており、人道的に厳しい条件下に置かれているとのこと。さらに、ウクライナ軍は人道回廊に関する合意に依然として違反しており、民族主義者のグループがマリウポリ市でそうした回廊に発砲している模様。
さらに、キエフ政権が刑務所などから出獄させた数千人の囚人らが警察署などを襲撃しており、現地の治安状態は急速に悪化していると指摘した。
またウクライナ治安当局の隊員らはロシアへの退避を希望する市民を追及し、家宅捜索、拘束、逮捕、尋問するよう指令を受け取ったという。一方のロシア側はウクライナで開放した地域で、平和で安定した市民生活を送るうえで必要な全ての条件を用意していると説明した。
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