警察は現場周辺で2つの落下傘を発見したとしている。これまでのところ、この無人機はウクライナから飛来した旧ソ連製のツポレフ–141「ストリージ」と見られている。13日、地面に空いた穴から、無人機の一部が取り出された。
すでに、無人機の「ブラックボックス」からデータが収集されており、今後、解読されることになっている。クロアチアのマリオ・ボノジッチ国防相は、ザグレブに墜落した無人機の破片には、爆薬とソ連製の爆弾が積載されていた形跡があると述べ、現在、事故に関する調査がNATO(北大西洋条約機構)と共同で行われていると付け加えた。
クロアチア国営放送は、国防省高官からの情報で、無人機の破片から見つかった爆弾は120キロの威力があることが分かったと伝えている。墜落した場所の土が柔らかかったことから、爆発は地中で起こったが、これがコンクリートやアスファルトだったら、被害は悲劇的なものとなっただろうとした。
クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ首相は、12日、事故現場を訪れ、今回の無人機の墜落事故は、NATOのすべての加盟国にとっての明確な脅威となったと述べた。
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