人型の棺は、大聖堂が建設されてから100年後の1300年代に高位聖職者のためにつくられたとみられている。考古学者のチームを率いるクリストフ・ベニエ氏は「髪の毛や布の断片、そして何よりも、宗教指導者の埋葬用の枕として特徴的な植物の残存物でつくられた枕を見てとることができた」と述べ、「これらの植物の要素がまだ(枕の)内部にあるということは、遺体の保存状態も非常に良いはずであることを意味している」と語った。考古学者たちは3月25日まで作業を行い、その後、大聖堂の再建作業が再開される。