GeophysicalResearchLettersに掲載された研究によると、北極海の冬の海氷の3分の1が溶けた。 研究チームはICESat-2およびCryoSat-2衛星観測システムからのデータを分析し、2018年10月から2021年4月までの北極海の海氷の深さ、厚さおよび体積の月ごとの変化を測定した。
3年間で、4月の平均積雪深は2.5センチ減少し、氷の厚さは0.28メートル減少した。これは、約12.5%の体積の損失に相当する。
同時に、2021年の多年氷の薄化は、一年氷の薄化よりも速い速度(0.5メートルまたは16.1%)で進んでいた。
ICESatの打ち上げから18年間にわたって収集された衛星データによると、多年氷の減少により、北極の冬の氷が約6000立方キロ、つまり体積の3分の1が失われた。
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