ロシア産ガスのルーブル払い 「意図がわからない」=日本財務省

日本の鈴木俊一財務相は24日の参院財政金融委員会で、ロシアが非友好国へのガス供給をルーブル決済に移行すると発表したことについて、「どのようなことを意図し、どのようなことを手だてとしてやっていこうとしているのか、まだよくわからないのが実情」と述べた。
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鈴木氏は参院財政金融委員会で「この詳細を含め、どういうことを意図し、どういうことを手だてとしてやっていこうとしているのか、まだよくわからないのが実情。関係省庁と連携して状況をいま精査している」と述べた。
立憲民主党の熊谷裕人議員への答弁。
また鈴木氏は「ロシアへの経済制裁による副次的効果として我が国の経済や金融市場への影響を見極めつつ、ロシアに対して最大のコストを課すよう、引き続きG7をはじめとする国際社会と緊密に連携しながら適切に対応していきたい」と語った。
先にドイツは、ロシアの天然ガスのルーブル決済は技術的に可能であるとし、「ロシアの観点からこれは適切だ」と発表した。
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これより前、ロシアのプーチン大統領は、天然ガス供給の決済について、ロシアはその信用を落としたドルやユーロを含む通貨による決済を拒否し、ルーブル建ての決済へ移行すると述べた。
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