政府の地震調査委員会は今回、日向灘や九州から沖縄に連なる南西諸島海溝周辺で一定期間内に地震が起こる可能性について18年ぶりに見直し、研究結果を公表した。
それによると、発生確率は不明でありながらも今後30年以内に日向灘でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こる可能性があることが分かった。また、このエリアで今後30年以内にマグニチュード7から7.5程度の大地震が起こる確率は80%程度だとしている。
同委員会によると、研究の結果、日向灘で1662年に起きた地震はマグニチュード8クラスのものである可能性があるという。
NHK報道によると、同委員会の平田直委員長は、「日向灘でもマグニチュード8程度の巨大地震が起きた可能性が高いという知見を重視して、評価を見直した。(中略)防災や備えを進めてほしい」と述べた。
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