エフスティグニエワ大使は、この4年間、安全保障理事会は、北朝鮮による核実験場の解体や、核実験および大陸間弾道ミサイル発射実験のモラトリアム遵守に反応する力がなかったと指摘。
こうした上で、エフスティグニエワ大使は次のように主張した。
北朝鮮に関する各決議において、安全保障理事会は2006年以来、北朝鮮当局が関連文書の規定を遵守する程度に応じて、制限を見直す用意があることを表明した。残念ながら、これまでのところ、安全保障理事会は制限を強化しているだけだ。北朝鮮からの前向きなシグナルを無視している。
さらに、エフスティグニエワ大使は「対北朝鮮制裁のさらなる強化は、禁止されたミサイルおよび核計画への資金提供に向けた経路を遮断する措置の域を既に超えており、容認しがたい社会経済的および人道的混乱によって北朝鮮国民を脅かしていると確信している」と語った。
また、中国の国連大使は、米国は北朝鮮との直接交渉を再開するべきだと主張。ロシアとともに対北朝鮮制裁の緩和に向けた決議案を用意すると表明した。
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