OPECプラスは政策を混同してはならないが、ロシアの石油に代わるものはない-UAEエネルギー省

石油市場はロシアの原油なしでは成り立たず、OPECプラスは政治的な干渉を受けずに団結を保たなければならない。28日、ドバイで開催された世界エネルギーフォーラムでアラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー・インフラ相のスへイリ・アリ-マズルイ氏が語った。
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同相は、「石油市場はロシアの原油を必要としている。どの国もその供給を他に置き換えることはできない」と述べ、OPECプラスのメンバーは、「政策を混同することなく」、統一して行動すべきだと強調した。アリ-マズルイ相は、「私たちは決して政治組織になることはなく、すべてのメンバーが平等な権利を有している」と指摘した。
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また同相は、UAEは、「液化天然ガス(LNG)の供給力を増強する」ため、その輸出増強を図ろうとしており、そのために天然ガスの生産力を30%増やそうとしていると述べた。
さらにアリ-マズルイ相は、2030年までにUAEは石油生産を日量500万バレルまで増加させると表明したが、しかし、「これは、UAEがOPEC プラスを脱退することや、一方的に何かを行うということを示唆するものではない」と強調した。
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