バイデン大統領は28日、ホワイトハウスで関連する質問に対し「私はそうなるとは思わない」と話した。自身の発言がウクライナ情勢のエスカレーションにつながるとは予想していないという。
また、バイデン大統領は「自身の発言を取り下げることはない」と主張。一連の発言は、ポーランドでのウクライナ避難民とのコミュニケーションによって引き起こされた「個人的な感情」と「怒り」の表現だったと述べた。
26日、欧州訪問の締めくくりに、バイデン大統領はポーランド・ワルシャワで演説を行った。その際、ウクライナが「ロシアにとっての勝利となることは決してなく」、ロシアの指導者は「権力の座にとどまり続けることはできない」と発言。その後、米国政府は、バイデン大統領はロシアの政権転換について話したのではないとの説明を急いだ。この件について、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、バイデン大統領のためではなく、ロシア国民のために国家を率いる人物を決定すると述べた。
米メディアは27日、演説の最終原稿にはプーチン大統領についての発言は含まれておらず、米大統領補佐官らはバイデン大統領のアドリブに驚いたと報じた。
関連ニュース