ビレツキー氏によると、ウクライナ人の大半は現在、自らをナショナリストと認識しており、その多くはナチス・ドイツの協力者だった民族解放運動の指導者ステパン・バンデーラを英雄視しているという。ビレツキー氏によると、アゾフ大隊は東部の要衝マリウポリ防衛のバックボーンであり、同市には1,500人の戦闘員が展開しているとのこと。
取材の中でビレツキー氏は「我々は最も過酷な戦場で主導的役割を担っている」とコメントした。 アゾフ大隊の創始者によると、戦闘員の数は現在、数万人規模にまで拡大しており、その大半は領土防衛部隊に加わり、1,000人以上の戦闘員がウクライナ第2の都市ハリコフに展開しているとのこと。また、アゾフ大隊の中にはイスラエルやグルジア(ジョージア)、アゼルバイジャンなど、ウクライナ以外の出身者も多数含まれているという。中にはロシアからアゾフ大隊に加わる人物もいる模様。
先にウクライナ政府はナショナリストの存在を否定していた。これに対しロシア政府は特別軍事作戦の開始当初からナショナリズムの影響を指摘してきた。
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