ウクライナでの露特別軍事作戦

非武装でキエフ出発の命令を拒否した米傭兵、粛清を恐れポーランドへ逃亡=米メディア

ウクライナに展開している工作諜報部隊「グルジア・ナショナル・リージョン(Georgian National Legion)」 のメンバーらは外国人傭兵部隊を非武装でキエフの前線に派遣しており、これを拒否する傭兵は敵前逃亡と見做して粛清を企てている。同様のケースに遭遇した米国人傭兵のヘンリー・ホフト氏は制裁を恐れてポーランドに脱出し、米通信社「グレイゾーン」の取材に応じた中でその様子を明らかにした。
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ホフト氏によると、「グルジア・ナショナル・リージョン」はこれまでも武器を与えないでキエフに傭兵部隊を派遣していたという。ホフト氏とその仲間は武器と弾薬を提供されるまではキエフに出発しないと決心した。その後、グルジア人部隊がそうした傭兵を「背後から撃つ」計画を立てているという情報をウクライナ兵から入手した。ホフト氏によると、グルジア人部隊は傭兵を射殺し、戦闘行為による死者として捏造しようとしたという。それを知ったホフト氏は仲間とともにポーランドへ脱出した。
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取材のなかでホフト氏は次のように発言した。
彼らは自国兵の犠牲を最小限に抑えたがっている。だからボランティアとして到着した外国人グループがいるなら、そうした連中を真っ先に派遣しろというわけです。
傭兵らの証言をもとに「グレイゾーン」が指摘しているところによると、ウクライナ政府は外国人傭兵に永住権を付与しているため、これらの傭兵が死亡すると、ウクライナ人の死者数として算出されているという。
我々がこれほどひどい戦場に遭遇したのは恐らくベトナムが最後だったが、その時は空からの支援攻撃があった。しかし、あそこには空からの支援がなく、砲兵部隊も優勢には立っていない。
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先にリアノーボスチ通信は消息筋の証言をもとに、ウクライナでは政府軍による指揮のもと工作諜報部隊「グルジア・ナショナル・リージョン」が活動していると報じた。この部隊はアフガニスタンとイラクでも戦闘行為に参加していた。
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