ウクライナでの露特別軍事作戦

対露制裁は自滅の道、「ロシアとの橋を全て焼き落としてはならない」=トルコ大統領補佐官

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン首席補佐官は、ロシアとの橋を「全て焼き落としてはならず」、ロシアと交渉する国が必要であるとの立場を示し、ウクライナとの仲介役を買って出ると同時に、対露制裁には変わらない姿勢を改めて強調した。
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カルン大統領補佐官はトルコの国営テレビ「TRTハーバー」の取材に応じた中で次のように発言した。
なぜトルコが仲介役を買って出るのか。なぜなら既に私が発言した通り、ロシアとすべての橋を切り落とすことはできないからだ。その時、誰がロシアと交渉するのだろう。誰が交渉プロセスを支持するのだろう。行動できる国が必ず必要なのだ。
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また、エルドアン大統領はトルコ国内でロシアとウクライナの首脳会談を開催を提案したものの、カルン補佐官は具体的な日程について言及するのは時期早々としてコメントしなかった。
加えて、対露制裁がどのように解除されていくかについての具体的なプランを考案する必要があるとも指摘した。
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トルコ政府は現在、対露制裁に参加しておらず、今後もこの動きに加わることはないとした。この点について、対露制裁は相手国よりも自国にとって痛手となることを理由として挙げた。またトルコ政府は米国側から対露制裁に加わるよう圧力も受けていないと説明した。
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