この間の中国紙「環球時報」の報道によれば、中国東部で確認された新たな変異株は オミクロン系統「BA.1.1」であることが判明している。現時点で、オミクロン系統の新 たな変異種の発現は、ウイルスゲノムの遺伝子的一貫性において差異が確認されたことを根拠としている。
当局はこの1昼夜で1万3267件の新たな感染症例を記録しており、 公式の感染キャリア数が2日連続で1万人を超えている。発表によると、前日に感染した人のうち、発熱や咳、倦怠感を訴えたのは1405人だけで、残りの1万1862人は無症候のキャリアだった。新たに感染が確認された人のうち海外からの到着者はわずか130人だった。
この間、中国ではかつてない深刻な状況が広がっている。無症状のキャリア数が急激に増加する傾向が続いており、この4日でその割合は41.1%超となった。同時に、国内の医療施設で症候が見られる感染者数は減少傾向にあり、同じ期間に約12.2%減少している。
中国で新型コロナ感染がもっとも広がっている地域は、上海と吉林省(北東部)とされる。これらの地域では、感染者の約85%がまだ回復していない。中国国防部は、感染拡大に対処するために約2000人の衛生兵を上海に派遣した。
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