今回の辞任は、5月8日に行われる中国特別行政区の新行政長官選挙の候補者として李氏を指名するという計画に関係しているとされる。
通信社「スプートニク」は以前、5月8日に予定されている香港行政長官選挙は、候補者1人の他に選択肢はないやり方で実施される可能性があると報じている。
サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)紙によれば、6日に行われた選挙人メンバーとの会談で、香港の中国中央政府事務所の指導部は、ジョン・リー氏が中国政府の支援を受けた唯一の首脳候補者となることを仄めかしたという。
64歳の高官は、昨年6月まで保安部門の責任者(大臣)として香港の最高指導者を務めていたが、それ以前は長年警察で勤務していた。アナリストらは、中国政府は、同氏がこの特別行政区の国家安全保障を強化し、2019年の大規模な抗議行動後の秩序を回復したとして、その貢献を高く評価していると強調する。
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