メタ、デジタル通貨をつくる可能性を検討

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は6日、フェイスブックやインスタグラムなどを運営する米IT大手メタ(旧フェイスブック)の財務部門が、仮想空間「メタバース」向けのデジタル通貨をつくる可能性を検討していると報じた。フェイスブックやインスタグラムの人気が低下しているため、メタは現在、新たな収益源を模索しているという。
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報道によると、新たなデジタル通貨は社内で「ザック・バックス(Zuck Bucks)」と呼ばれている。FTは新たなデジタル通貨について、仮想通貨ではなく、オンラインゲーム「ロブロックス(ROBLOX)」の通貨「Robux(ロブックス)」のような、ゲームアプリで使用されているNFT(非代替性トークン)になる可能性があると報じている。
フェイスブックでは5月中旬にNFTパイロットプロジェクトが始動する予定。消息筋によると、メタは特にフェイスブックの開発に貢献できるソーシャルトークンを発行する可能性を検討している。
メタは、独自のステーブルコインを2020年前半に発行することを計画していたが、規制当局から警告を受け、断念した。また同社はプロジェクト名を変更し、ステーブルコインの名称を「リブラ(Libra)」から「ディエム(Diem)」に変えた。
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