中央疫学術調査研究所は、SARS-CoV-2ウイルスゲノムの異なる2つの領域の同時検出を目的とした、世界初の等温性検査薬AmpliSens® SC2-ITを登録した。これは、検出率が高いだけでなく、偽陰性が出る確率を大幅に減らすことに成功している。
試薬キットは、従来の検査システムとは異なり、遺伝的な多様性の少ないコロナウイルスゲノムの2つの領域を同時に検出することを目的としている。このため、一方のゲノムの部位に大きな変異が生じた場合でも、別の領域でウイルスを検出することができる。
この検査は感度が高いため、従来のPCR検査では検査が出るまで1時間半程度用さていた時間が20~25分程度に短縮される。
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