丸紅 ロシア関連の新規取引凍結へ

日本の大手商社「丸紅」は、ロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦を受け、ロシア関連の新規取引を凍結する方針を同社公式サイトで発表した。既存の取引についても可能な限り解約するとしている。
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公式サイトで同社は、日本政府の対露制裁を遵守する方針を示し、「ロシア関連の新規取引について、政府の制裁方針とならない場合も含め凍結する」と発表。既存取引についても可能な限り解約に向け交渉するとしている。
またロイター通信によると、丸紅が参加する極東ロシアの資源開発事業「サハリン1」に関連し、同社の広報担当者は「出資しているサハリン石油ガス開発(SEDECO)の1株主であり、回答する立場にない」とコメントしているという。
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サハリン1は露・サハリン州での石油ガス開発事業で、丸紅や経済産業省、伊藤忠商事などが出資。ウクライナ情勢の悪化以降、サハリン1からは米国の石油大手「エクソンモービル」が撤退を発表したが、日本はエネルギーの安全供給の観点から残留を決めている。
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