WTA創設者のビリー・ジーン・キングさん、ロシア選手のウィンブルドン選手権参加禁止に反対

グランドスラムの優勝者で、WTA(女子テニス協会)の創設者でもあるビリー・ジーン・キングさんはツイッター に投稿し、英国で開催されるウィンブルドン選手権にベラルーシ人とロシア人の選手が参加を禁止された事態に反対した。
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ロシア選手やベラルーシ選手の参加禁止には、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手やウィンブルドン選手権で何度も優勝したマルチナ・ナブラチロワさんも反対の声明を発表してきた。先にプロテニス選手協会もこの決定に反対する声明を公表していた。
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キングさんはツイッターへの投稿で、ロシア人選手、ベラルーシ人選手の参加禁止に関する決定は困難、かつ複雑なものであり、運営側が「向き合わざるを得なかったチャレンジと圧力は分かっている」とした上で、次のように記した。

WTA創設時の主要な原則の一つ、それは世界中の女性は十分な力があるならば、どこであろうとプレイできるということです。私はこれを1973年に支持し、今も支持しています。個々人の選手がその国籍によって追放されることは、それが如何なる大会であれ、支持できません。

先にATPとWTA は、中立的立場でのみロシア人選手とベラルーシ人選手の大会参加を許可すると発表していた。ウィンブルドン選手権の運営側による発表後も、ATPとWTA はこれらの方針に変更はないと強調した。
ウィンブルドン選手権は6月27日から7月10日までの日程で開催される。先に英国スポーツ省は、テニスのウィンブルドン選手権にロシア選手が出場を認められるのは、彼らが自国の大統領を支持しないことを保証した場合に限ると表明した。
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