露のウクライナにおける特殊軍事作戦の開始以降、日本は対露融和姿勢を転換。今月22日に発表された日本の外交青書では、クリル諸島について、「ロシアに不法占拠されている」という立場を約20年ぶりに復活させた。
トルトネフ副首相は、クリル諸島でのクルーズ船の就航や新規開発計画などに触れ、次のように述べている。
我々は絶対に日本の声明に応える、単純明快な形でだ。今、クリル諸島ではクルーズ船を就航 させようとしており、すでにどこから船を調達するかはあたりをつけた。とりあえずは手持ち の船を2隻を使い、造船はあとで行う。我々は島々を発展させる。新しい投資プロジェクトに 着手し、団体観光客を呼び、クリルに定住し、働く人々を連れてくる。これを行う根拠となる のは、クリル諸島は疑いなくロシアの領土であるということだ。
また、トルトネフ副首相は、「不法占拠という日本の最新の声明を聞いて自分の中で生じるの は、おそらくどのロシア国民と同じく、こうした、ごく自然な反応だ」としている。
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