研究結果は米科学誌「Cell Reports」に掲載されている。
産経新聞によると、研究者らは、モデルナ社製mRNAワクチンの接種から7カ月が経過したハムスターに、従来株かオミクロン株をそれぞれ感染させ、肺と鼻のウイルス量を調査。
その結果、未接種での感染と比べ、従来株への感染では、1回接種で100分の1、2回接種で10万分の1に肺と鼻のウイルス量が減った。一方、オミクロン株への感染では1回接種では目立った効果はみられず、2回接種でも肺で50分の1、鼻で30分の1程度しかウイルス量を抑えられなかったという。
研究者らは「今後も出現してくるであろう変異ウイルスに対して、幅広く対応できる免疫を長期間に渡って誘導できるワクチンの開発が必要だ」と指摘している。
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