カブールのモスク爆発、イスラム国が犯行声明=メディア

4月29日にアフガニスタンの首都カブールのモスクで起きた爆発事件に対し、テロ組織「イスラム国(IS)」(ロシアでは活動禁止)が犯行声明を出した。フランス通信社が伝えた。
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複数のメディアの報道によれば、爆発は金曜礼拝の後に発生した。アフガニスタン内務省副報道官は、この事件で10人が死亡、15人が負傷したと発表した。一方、ロイター通信はモスクの責任者の言葉を引用し、死亡者の数は50人にのぼっていると報じている。
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フランス通信社がISのテレグラム・チャンネルの情報を基に伝えるところによれば、戦闘員がカブールで、ミニバスの近くに仕掛けられた爆弾を炸裂させた。
アフガニスタンでは、IS傘下の「ホラサン州」が活動を行なっている。2021年8月末には、アフガニスタンからの避難が行われていたカブール空港で爆発が起き、13人の米軍兵士と数十人の地元住民が死亡した。米国はこのテロ事件を「ホラサン州」によるものとして非難し、戦闘員2人をドローン攻撃で殺害した。また2021年10月にアフガニスタンのシーア派モスクで爆発が起き、120人以上が死亡、およそ150人が負傷した事件に対しても、ホラサン州が犯行声明を出した。なお、ホラサン州の指導者、サナウラ・ガファリはロシアのテロリスト・過激主義者リストに含まれている。
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