ワシントンポストによると、すべてのシナリオで高価格の影響が世界中に広がるため、今後18か月はヨーロッパにとって厳しい時期になるだろう。
「ロシアが天然ガスの供給を遮断した場合、短期的には冬に深刻な経済的損失を回避するための十分な選択肢はない」
米国の戦略国際問題研究所のエネルギー安全保障学者、エドワード・チョウ氏は「天然ガスが非常に多いわけではない。誰もより多くの天然ガスを迅速に生産することはできないだろう」とワシントンポストに語った。
先に、独誌シュピーゲルは、EUはロシアのガスの3分の2を放棄した場合、産業企業が春と夏に閉鎖された場合にのみ、ガス貯蔵施設の充填目標を達成できると報道していた。
EUは、ほぼ完全に外部からのガス輸入に依存している。欧州委員会(EC)が以前報告したところによると、ロシアは2021年、EUの輸入先の約45%を担う主要なガス供給国だった。ECのフォン・デア・ライエン委員長は、2027年までにEUのロシア産ガス、石油、石炭への依存をどのように解消するかという計画について、5月中旬までに提示する予定だと話している。
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