ウクライナで進行中の特殊軍事作戦に関連し、EU諸国は対露制裁の第6弾パッケージ案を採択すると6日に発表した。これを受け、ゼレンスキー大統領の声明が発表された。欧州委員会(EC)のエリック・マメール報道官は、対露制裁の第6弾パッケージをめぐってECでは議論が続いているとし、ECは合意に達することができると確信していると報告した。
ゼレンスキー大統領は、Foxニュースのインタビューに対し「EUは統一的な立場を取るべきだ。しかし、特定の制裁に関しては、そうであるとは限らない。EUが科した制裁に我々感謝している」と語った。
ゼレンスキー大統領によると、今日、米国と英国だけが、対露制裁のさらなる導入に無条件の支持を示している。同大統領は「これまでのところ、米国は制裁政策の推進者として機能していると思う。私の意見では、今日、米国は最も強力な国であり、そうあるべきだ。英国からの制裁支援も同等のレベルだ」と指摘した。
米国はウクライナに前例のない記録的な軍事および財政支援を行っている。
8日、G7諸国はオンライン会議を開催する予定で、とりわけ、追加の対露制裁について協議されることが予想されている。今週初め、ジョー・バイデン米大統領は、新たな制限の導入について受け入れており、G7諸国とこの問題について調整すると表明した。
4日、ECのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、対露制裁の第6弾パッケージでは、ロシア最大手銀行「ズベルバンク」などのSWIFTシステムからの除外や個人向けの制裁、そしてロシア産石油の輸入を段階的に禁止することを提案すると述べた。しかし、いくつかの国は、自国の経済を弱体化させるような制裁に反対している。
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