報道によると、今後48時間以内に、ATP は、ウィンブルドン選手権や英国の他の大会に出場するためのランキングポイントを付与しないことを決定する。女子テニス協会(WTA)もこれに近い措置を講じるとされる。
ウィンブルドン選手権の運営側は20日、ウクライナ情勢を受けてロシア人選手とベラルーシ人選手の大会参加を禁止した。同様の決定をLTA(ローンテニス協会)も表明した。これに対し、ATPとWTAは、ウィンブルドン選手権とLTAの運営側の決定を批判している。世界王者のノバク・ジョコビッチ選手や元世界王者のブリトン・アンディ・マリー選手をはじめ、トップ選手たちもこの決定に反対を表明している。
これに対し、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)のイアン・ヒューイット会長は記者会見で、ロシアとベラルーシの選手がウィンブルドン選手権に出場することを許可しないという決定は、差別ではないと表明した。
ウィンブルドン選手権は6月27日から7月10日までの日程で開催される。
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