また趙氏は、中国とソロモン諸島の安全保障分野における協力強化に関するオーストラリア側の懸念についてコメントした。
「オーストラリアは米国及び英国とともに地域で軍事ブロックを形成し、関連する問題についてオセアニア諸国と協議することなく軍拡競争を奨励している」
また中国外務省は5日、中国とソロモン諸島の安全保障に関する協力に対して米国とオーストラリアはダブルスタンダードを採用していると非難していた。
中国とソロモン諸島の安全保障協定
協定をめぐっては先月24日、草案とされる文書が流出した。文書によると、署名後に中国はソロモン諸島領内で常時的な軍事任務を持ち、軍事基地を建設することができ、これにより地域における中国の立場が大幅に強化される。
中国の汪文斌報道官は今月19日、中国とソロモン諸島がすでに安全保障協定に署名したことを発表した。
オーストラリアでは協定締結について、同国にとって第2次世界大戦以降で最大の太平洋地域における外交的失敗だと指摘された。
ソロモン諸島は、人口70万人弱の太平洋の島国。2019年に台湾と外交関係を断絶し、親中路線をとった。
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