欧州委員会、対露制裁回避を犯罪に 2週間後に法案提出

欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会はEUで対露制裁を回避することを犯罪とする法案を2週間後に提出する。これにより、対露制裁として凍結された資産の差し押さえが簡易化される。米政治情報サイト「Politico」が伝えている。
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Politicoの報道によると、欧州委員会は2週間後、制裁逃れをEUで犯罪とする法案を提出する。これは加盟諸国が対露制裁キャンペーンで凍結された資産を差し押さえるのに役に立つとしている。
関係者によると、新たな措置は凍結された資産を加盟国が差し押さえるための法的基盤となるという。
EU側からの石油の禁輸に耐えうるロシア経済
現時点では、露資産の差し押さえは加盟各国の法律によるものとなっており、国によって内容が異なる。すでにいくつかの国では制裁回避が犯罪となっているが、そうでない国もある。
欧米は、ロシアによるウクライナでの特殊軍事作戦を理由に対露制裁を発動。一連の企業がロシア市場からの撤退を宣言し、ロシアでの生産活動を停止した。
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