キリロフ中将によると、ドイツの指導部は米国には頼らないバイオ安全保障に関する国家プログラムを2013年から開始することを決定。このプログラムにはウクライナを含む12の国が参加しているという。
ドイツ側からはドイツ連邦軍微生物研究所(ミュンヘン)、ロベルト・コッホ研究所 (ベルリン)、レフラー研究所(グライフスヴァルト)、ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所(ハンブルク)が参加しているという。2016~2019年だけでも独軍微生物研究所の研究者らによって、ウクライナ25州の住民に3500回の血清試験が行われたという。
また、露国防省が公開した資料によると、2012~2018年にポーランドが参加し、狂犬病症例の流行モデルが作られた。発症数やエピデミックのリスクについても試算されたという。
これまでに、キリロフ中将は米国のウクライナにおける生物兵器プログラムの詳細について明らかにしていた。