Bild紙の報道によると、ギリシャではオリガルヒによる犯罪行為について捜査されており、アトス山で多くのロシア人が資金洗浄しているという情報があるという。同紙はアトス山の親露派聖職者らがこれに関わっているとの秘密報告書を知り得たとしているが、誰が書いたものかについては言及していない。
ある聖職者はこの記事に対して、「もちろん記事は読んだ。とても悪い記事だ。12日には(聖職者らの)会議が開かれ、この土日にも公式の反応が出るだろう」とコメントしている。
アトス山はギリシャ北東部のエーゲ海に突き出したアトス半島の先端にそびえる標高2033メートルの山。20の修道院があり、ロシア正教やギリシャ正教といった東方正教会の聖地となっている。1988年にはユネスコの世界遺産に登録されている。
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