インド、暗号資産による経済の「ドル化」を懸念

インド準備銀行(RBI、中央銀行)の責任者たちは、インド国会の財務常設委員会で、暗号資産(仮想通貨)が「ドル化」とインド経済の不安定化を招くおそれがあるとして懸念を表明した。エコノミックタイムズ紙が報じた。
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RBIの責任者たちは、ほぼすべての暗号資産はドル建てであり、個人によって発行されていると指摘した。
RBIは「デジタル通貨は、国内および外国の金融取引でルピーに取って代わる可能性がある」と警告した。暗号資産の流通は、RBIがインドの通貨政策を規制し、金融政策を決定する力を損ねるおそれがあるという懸念が存在するという。
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インド当局は現在、2023年に公式のデジタル通貨を発行し、国内でその他の暗号資産を使うことを禁止する法案を作成している。またインドでは4月1日より、個人による暗号資産の使用で得られた収入に対して30%の税金が課された。
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