ウクライナでの露特別軍事作戦

独連邦議員がロシア人差別に反対する公開書簡に署名、「文化は平和、平和は文化を必要とする」

「ドイツのための選択肢」(AfD)のエドガル・ナウヨク連邦議員はロシア差別(ルソフォビア)、及びロシア文化の禁止を批判する公開書簡に署名した。
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ナウヨク連邦議員はフェイスブック(ロシア連邦内で禁止)のページに投稿した中で、次のように記した。

「ロシア人差別、及びロシア文化の禁止に反対するドイツ人文化活動家らの公開書簡を支持する。文化は常に相互理解、信頼強化の架け橋であったし、そうした状況に変わりはない」

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連邦議員によると、冷戦期にこのような架け橋として機能したのがチャイコフスキー国際コンクールで、このコンクールには米国の音楽家らも参加していたという。
その当時はコンクールが平和活動に大きく貢献していた。あらゆる文化的、人道的つながりを破壊する代わりに、この例に単純に従ってはどうか。ロシア人文化活動家らを追放することは社会の分断につながる。我々はこの分断を深めてはならない。私は我々のロシアの同胞が差別を受けることなく、ドイツ社会の一員であり続けられるよう努力する。
公開書簡「文化は平和、平和は文化を必要とする」はポータルサイトに5月6日付けで投稿された。
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公開書簡によると、欧州では学校の教育課程からプーシキンやトルストイなど、ロシア作家の作品が削除されたという。また、ロシア人作曲家、ロシア人劇作家の作品上演も禁止されている。ドイツに暮らすロシア系住民は国を離れるようSNSなどで脅迫されているという。
食料品店やレストランではロシア人がサービスの提供を拒否される事態も確認されている。マスコミでは「ロシア人」という言葉が「加害者」の意味で使用されており、民族的憎悪を掻き立てるものとなっている。
公開書簡の作成者らはこうした行為をすぐさま中止するよう呼びかけている。5月17日の時点で公開書簡には1500人以上の署名が集まった。
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