ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシアが食料危機を戦争の道具として使用=米国務長官

ロシアは食料危機を「戦争」の道具として使用している。国連安保理の会合に出席した中で、アントニー・ブリンケン米国務長官が発言した。
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ブリンケン国務長官は国連安保理の会合に出席した中で2018年の安保理決議第2417号について言及した。この決議では戦争の道具として民間人の食糧危機を利用することが非難されており、こうした目的で食料危機を使用することは戦争犯罪になると記されている。
ウクライナでの露特別軍事作戦
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ブリンケン国務長官によると、ロシアは自らの目的を遂行するため、民間人の食糧危機を利用しようとしており、この決議を遵守していないという。また、ウクライナにおける作戦でロシアがウクライナの海上貿易を阻止しているとも指摘した。ロシアがウクライナの港に一度ならず空爆を加えていることに言及し、ロシア側はウクライナの倉庫から食料を略奪していると発言した。ただし、国務長官はいかなる証拠も提示していない。会合の中で国務長官は次のように発言した。

「数百万人のウクライナ人、そして世界中で数百万人の食料供給が文字通りロシア軍によって阻止されている」

その上で国務長官は国連安保理、及び国連がロシアへの圧力を強化し、「ウクライナと世界の食糧危機を深刻化する行為を停止」させるよう呼びかけた。
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先に米紙ウォールストリート・ジャーナルが外交官の消息らによる証言をもとに報じたところによると、国連事務総長はロシア側に対し、ウクライナの港から穀物を輸出させる許可と引き換えに、ロシアとベラルーシの肥料に発動されている制裁緩和に向けて努力することを約束したという。
一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官はウクライナの港に機雷が設置されていることから、船舶の運航は危険であると表明していた。また、プーチン大統領はグテーレス事務総長との会談で、ロシアの穀物、及び肥料に発動されている制裁は世界の食糧安全保障にとって大きな脅威となると指摘していた。
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